先日行われた英国の総選挙で労働党は歴史に残る地滑り的な大勝利を収め、保守党は消滅に近い大敗を喫した。
このような選挙革命の推進力となったのは、労働党のマニフェストに掲げられた1単語だけのタイトル「変化」だった。ところが皮肉なことに、英国の抱える諸問題が変化することはほとんどないだろう。というのは、労働党指導部は選挙のスローガンとは対照的に、政府の支出と借金、欧州連合(EU)との関係の修復をはじめとする主要な政策課題で保守党とまるで見分けがつかない立場を取っているからだ。このような立場は、国家の進路を変える新政権の能力を厳しく制約するものとなる。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら