「iPhone」次の機能をいち早く試したら、凄かった 読みがわからなくても文字が打てる手書き入力

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スマホとしてeSIMをいち早く採用し、2つの回線で同時に待ち受けるデュアルSIMを採用しているiPhoneだが、iOS 17では、回線の使い分けがこれまでよりしやすくなる。1つ目が、回線ごとに着信音を設定できる機能。これまでは、どちらの電話番号にかかってきても同じ音しか鳴らせず、瞬時に判断するのが難しかった。iOS 17では、その鳴らし分けが可能になる。

1回線につき、1つの着信音を設定できる

設定方法は、以下のとおりだ。デュアルSIMにした状態のiPhoneで、「設定」アプリを開き、「サウンドと触覚」を選択する。ここまでは、これまでの着信音設定と変わらない。この画面で「着信音」をタップすると、回線の選択画面が現れる。1回線につき、1つの着信音を設定できるというわけだ。音で違いがわかるため、文字などを見るより直感的。どちらの回線にも電話がかかってくる人は、ぜひ着信音を分けておきたい。

回線ごとに、着信音を鳴らし分けられるようになった(筆者撮影)

ただし、設定できるのはあくまで電話の着信音のみ。電話番号を使ったコミュニケーション手段には、SMSやMMSもあるが、「メッセージ」には、iOS 16までと同様、1つの通知音しか設定できない。「新着留守番電話」も、現行バージョンのパブリックベータ版では、電話のように、回線ごとの鳴らし分けはできないようだ。

iPhone同士であればiMessageになるため、電話番号で分ける必要性は薄い一方で、Androidスマホやサービスのログイン時に認証のために送られてくるのはSMS。やはり、メッセージも回線ごとに通知音を鳴らし分けられたほうがいい。製品版でどのような仕様になるのか次第だが、今後の改善に期待したいところだ。

また、電話アプリでも、デュアルSIMの使い分けが容易になる。iOS 16までは、発着信履歴にどちらの回線からかかってきたかが表示されていなかったが、iOS 17では1件1件の履歴にそれが記載されている。電話番号ごとに、どちらの回線で発信するかを設定できるのも便利だ。設定には「前回使用」もあり、これを選んでおくと、1つ前に使った電話番号でそのまま発信できる。

電話だけでなく、SMS/MMSの発信にもこの設定が適用される。間違えて普段使っていない回線で電話をかけてしまったり、メッセージを送ってしまったりすることがないよう、相手ごとに回線を固定できるのはうれしい改善。SIMカードとeSIMや、eSIMを2回線入れ、デュアルSIM端末としてiPhoneを使っている人にとって、iOS 17は待ち遠しいアップデートになりそうだ。

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