新NISAを待たずに今からNISAを始めるメリット 非課税枠の拡大や口座開設などの手間に利点

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注意したいのは、来年以降に新NISAの口座ができても、現行NISAの口座が新NISA口座に切り替わるわけではないことです。別々の口座を併用することになります。また現行NISAで買い付け・運用している株式や投資信託をそのまま新NISAに移し替える(ロールオーバー)ことは、現行制度の非課税期間が終了した後でもできません。

一般NISAから新NISAへも、つみたてNISAから新NISAへも、ロールオーバーはできません。現行の一般NISA・つみたてNISA口座の非課税期間が終了する前に売却するか、期間終了後に課税口座に払い出すことになります。

口座移動が面倒なら来年まで待つ手も

ただ売却して現金化すれば、その資金を使って新NISAで改めて買い付け・運用することは可能です。たとえば今年に40万円を一般NISAかつみたてNISAで投資をしたら、5年または20年の非課税期間終了前に売却し、その代金を新NISAへ投入するイメージです。

もっとも、今年投資できる資金があっても、あえて来年まで待って新NISAで投資する考え方もあります。今年の運用の機会損失という面では(市況によりますが)不利かもしれません。反面、新旧両方のNISA口座の管理や、今年の投資分の売却代金を新NISAへ移動させるのが面倒なら、最初から新NISAひとつにまとめてしまった方が楽という方もいることでしょう。

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