栄養士が解説「太る人」「太らない人」の食事の差 炭水化物抜きダイエットは結局やせるの?

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Q.ダイエット中のデート。太らない“外食”って?

(イラスト:STOMACHACHE.)

A.食べ順はプロテインファースト。赤身ステーキや焼き鳥もいいですね♡

まず気をつけたいのは、食べる順番。「プロテイン(タンパク質)ファースト」を心がけ、最初に肉や魚のタンパク質を摂る。これにより食欲を抑えるホルモンのインクレチンが分泌され、かつ血糖値の上昇も緩やかになります。

次に胃をやさしく働かせる野菜へと移り、糖質であるご飯やパンは後半に摂るのがベター。というのも糖質が快楽を感じる脳の報酬系という回路を刺激し、「もっともっと!」と食欲を増幅させてしまうから。インクレチンの食欲抑制効果が働き始めるのは15〜20分後なので、その前に糖質を摂らないのもポイントです。

POINT
■ 最初にタンパク質を摂る(プロテインファースト)
■ オーダーはコースよりアラカルト
■ 会席や寿司、焼き鳥に赤身ステーキがオススメ

食事のジャンル別、気をつけたいポイント

食事のジャンルで言えば、オススメは会席料理。先付けや腕ものでタンパク質や野菜を摂取。その後も、お造りに焼き物とタンパク質が多い料理が続くので、食べる順序としては理想的です。締めのご飯が出てくる頃にはお腹も満たされているので、食べずに包んでもらえば完璧。お土産として彼女に持たせてあげてもいいですし。

また、赤身ステーキや焼き鳥も脂質が少なくタンパク質が多いので、ダイエット中の味方。寿司デートもオススメで、お刺身からゆっくり始めて、握りは5貫ほど(ご飯量にして約110g)で切り上げれば問題なし。コースよりも食べ順や量をコントロールできるアラカルトでのオーダーが正解です。

(写真:LEON編集部)

気をつけたいのは、脂質と糖質を同時に摂る料理。バターをたっぷり使う伝統的フレンチより軽やかな創作フレンチを。イタリアンや中華料理なら、糖質の多い炭水化物を避けてオーダー。そんな心がけの積み重ねが大切です。

またアルコールを飲むなら、焼酎やウイスキーなど糖質が入っていない蒸留酒をチョイス。ワインや日本酒を飲む場合は、チェイサー(水)を挟みながらゆっくりとしたペースで、飲みすぎをセーブしましょう。

教えてくれたのは……
● 河村玲子(かわむら・れいこ) 

管理栄養士×パーソナルトレーナー。栄養指導と運動を組み合わせたボディメイク、姿勢改善、老けない体づくりが得意分野。パーソナルトレーナーとして活動しながら、ボディメイクや美容にフォーカスしたレシピの開発、記事の監修等、雑誌やテレビなど数多くのメディアで活躍中。
Instagram/@rd.reiko.kawamura
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