フリーライター45歳の彼女が「離婚」で得たもの 「男が女を養うもの」という価値観が変わった

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37歳で離婚し、44歳で再婚した山村萌子さん(筆者撮影)
アラフォーと言うと、仕事が波に乗ってきて忙しくなってくる年代だ。育児に追われている人もいるだろう。そんなアラフォーのさなか、離婚をした人はどのような人生を送るのだろうか。今回は37歳で離婚を経験したフリーライターの女性に話を聞いた。

「自活しなければ」という価値観に変わった

約束の時間に喫茶店に現れたのは目鼻立ちがくっきりとした山村萌子さん(45歳)。山村さんは現在、フリーライターとして雑誌やブックライティングなどで生計を立てている。彼女が離婚したのは37歳のとき。35歳で結婚し、婚姻期間は1年半ほどだった。現在は1年半ほど前にマッチングアプリで出会った男性と事実婚をしている。

「離婚するまでは『男が女を養うもの』といったどこか昭和な価値観があり、仕事もそこまで忙しくしていませんでした。でも、離婚してからは『自活しなければ』という価値観に変わりました。離婚後はいったん実家に帰り、細々とライターの仕事をしながら夜は銀座のクラブでアルバイトをして食費を家に入れていました」

山村さんはそれまで、セクシー女優にインタビューしたり、セクシー動画のレビューを書くことが多く、書籍も出版している。週刊誌からは性関係の特集が組まれたときに仕事を依頼されることが多かったが、書籍を出したことで、離婚後は性関係以外の金融系やエンタメ系の仕事も依頼されるようになり、収入も増えた。そのあたりから「ちゃんと自立しないと」という意識が芽生え、仕事に精を出すようになった。ただ、離婚後は誰か一緒にいられる男性が欲しいなと思いマッチングアプリに登録したものの、長続きはしなかった。

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