リッチモンドホテル「こだわり朝食」提供の舞台裏 出張先の土地の思い出にご当地メニューを提供

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今回の調査結果で目立つのが、「大浴場」と「バス・トイレは別」という声だった。

「水回りに関しては、2018年以降の新規開業やリニューアル時に、多くの客室で『3点分離』を導入しています。3点分離とは、トイレ・バス・洗面台を別々に設置するもの。室内で過ごす快適性への思いから、従来の3点一体型は好まれなくなっています」(本山社長)

ちなみにリッチモンドホテル全体の客層は「男性客が7割強、女性客が3割弱。コア利用年代は男性が40代と50代、女性が20代と30代」だという。

客室の水回りは3点分離型となっていた(2019年夏、筆者撮影)

女性の「大浴場」ニーズも高まった

「ビジネスホテルを選ぶ理由に、大浴場ニーズが高いのも承知しています。どうせ泊まるのなら、自宅のお風呂より広い大浴場を利用したいでしょうから」

大浴場に注力するビジネスホテルで有名なチェーンが「ドーミーイン」(運営:共立メンテナンス)や「ルートイン」(同ルートインジャパン)だ。

筆者は、4~5年前に同じような消費者調査を行った。同調査では、男性に比べて女性は、大浴場への思いが強くなく、中には「会社の人とお風呂で会いたくない」と答えた人もいた。

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