最初に断っておくと、本書は会話の達人になるための話し方講座のような本ではない。あまりに日常的なために今まで見過ごされてきた「会話」というものに対し、科学のメスによる分析を試みた一冊だ。
これまでの言語学では、「市役所はその角を左に曲がったところです」といった、すっきり整理された文章を対象に文法の解析などが行われてきた。しかし実際の会話では「あ、市役所はその角をですね、ええっと左に曲がったところです」という具合に、さまざまな言葉が挟まれる。
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