本州と北海道結ぶ「貨物新幹線」実現への大胆試案 門型クレーンを活用して貨物駅をコンパクトに
新幹線貨物列車は、新幹線の大宮駅の6線の内の真ん中の2線を経由させ、湘南新宿ラインが走行する東北貨物線の大宮操車場との間に斜路を建設する。工事は大掛かりとなるが、新たな用地買収は要さずに建設できると予想する。
大宮操車場にて新在の貨物列車を並べて停車させ、門型クレーンでコンテナを積み替えることで、首都圏の在来線貨物ネットワークと結節し、隅田川・東京貨物ターミナル・越谷貨物ターミナル・静岡以西等と行き来できる。
貨物DMVが在来線と道路を走行
線路と道路の両方を走行できる旅客DMVが、2021年から四国の阿佐海岸鉄道にて運行している。12フィート5トンコンテナ積みのトラックを同様の機構に改造することで、貨物DMVを開発・製造する。それにより、コンテナの積み替えなしに在来線と道路を行き来できる。在来線上は連結して機関車が牽引して走行する。
道内在来線の各所に出入り箇所を設け、発着地のできるだけ近くまで鉄道を活用し、効率的な輸送ができる。道南・道央であれば、夕方までに出荷した農畜水産物が翌朝の豊洲市場のセリに間に合うといった、海運・トラックでは不可能な迅速な輸送ができる。
大宮操車場―青森間の途中にも貨物新幹線駅を設置する。大宮以北の在来線では現行貨物列車の運行を取り止め、貨物新幹線に対する末端輸送を担う貨物DMVを運行する。IGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道は現行貨物列車による線路使用料がなくなるが、線路保守費は大幅に低減し、貨物DMVに対する線路使用料で持続性を持たせる。
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