三菱自は新たな中期経営計画(2023~2025年度)でも、シェアが大きく、成長の見込める東南アジアやオセアニア、中東・アフリカ、中南米に投資の重点を置くことを決定。中国は欧州や北米と並んで、日産自動車、ルノーとのアライアンスに頼る姿勢を鮮明にしている。経営資源の限られる中堅メーカーだけに、選択と集中を進める必要があるわけだ。
加えて、中国ならではの事情もある。中国事業は、現地資本である広州汽車集団との合弁で進めている。どうしても現地企業の意向に引きずられやすい。「言うことを聞かず、アンコントロールの状態になってしまっている」(三菱自幹部)という。
そもそも中国での販売不振の背景にあるのが、現地で急速に進むEVシフトに対応できていないことがある。中国市場は政府の優遇措置もあり、2022年の新車販売台数に占めるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)など新エネルギー車の比率は25%に達した。その分、エンジン車の市場が圧迫された。
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