思い返してみると、人と話すのが苦手だった中学生のとき、わたしはメモを活用していました。当時、どうしても仲良くなりたい人がいて、でも相手を目の前にすると緊張してしまうから、その人と話すときは、話したいことを小さな紙にまとめてポケットに入れていました。
でも、そんなことをしているのが相手にバレたら恥ずかしいので、こっそり机の下で見て、何事もなかったかのように会話していたんです。
いまは、さすがにポケットのなかに紙は入っていませんが、「今日は絶対にこれについて聞きたい!」ということは、忘れないようにスマホのメモにしたためていきます。そして、トイレに立ったときにちょっと確認して、戻ったタイミングで「そういえばあれが気になってたんだけど……」と、切り出すようにしています。
聞きたいことを聞き忘れない
「たかが日常会話にそこまでしなくても」と思うかもしれません。
でも、わたしは非常に忘れっぽいうえに緊張もしやすいので、どこかに書いておかないと、聞きたかったことをうっかり忘れてしまうんです。
普段なかなか会えないような人や、尊敬している先輩などと話せる機会ならなおさら。「せっかく聞きたいことがあったのに聞けなかった」となってはもったいないですからね。
聞きたいことを頭のなかに留めておくだけでは、そのことばかりに気を取られて、会話に集中できなくなってしまいます。だから、頭のなかから一度出すために、書くんです!
わたしも以前、後輩から進路の相談を受けたとき、「今日は聞きたいことをメモに書いてきました」と言われて、ちょっとうれしかったのを覚えています。「そんなにわたしに聞きたいことがあるんだな」「参考になると思われてるんだな」と、信頼されている気分になりました。
「相手を目の前にすると、聞きたいことを忘れてしまう!」という人は、ぜひやってみてください。
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