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「マンション管理士」の仕事って、大変ですか? 住民=管理組合の側に寄り添ってサポートする

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長期修繕計画をはじめ、マンション管理に関する、あらゆる相談に応じる。受験者層の最多は50代ミドルだ。

マンション外観
管理組合の側に立つのがマンション管理士で、管理会社の側に立つのが管理業務主任者である(写真:t.sakai / PIXTA)

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老朽化で人が住めない“幽霊マンション”になるか、メンテナンスが行き届き快適なマンションでいられるか。質の高いマンションの運営を求め、管理組合のサポートをするのがマンション管理士である。2001年施行のマンション管理適正化法によって定められた国家資格だ。

分譲マンションには通常、マンションの購入者(区分所有者)で構成される「管理組合」と、マンションの維持管理を実務で行う「管理会社」が存在する。マンション管理士は長期修繕計画の作成をはじめ、マンション管理に関するあらゆる相談に応じるが、立ち位置としては管理組合の側に立つ。一方で管理会社の側に立っているのが管理業務主任者といえる。

2022年度、マンション管理士の試験を受けた受験者数は1万2209人で、合格者数は1403人だった。合格率は11.5%という難関資格の1つだ。数年かけてやっと受かる人も珍しくない。

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