東洋経済オンラインでは、地域別の平均年収ランキングを作成した。全国すべての企業を対象にしたランキングに続いて、今回は東京都に本社を置く上場企業で、平均年収が高い500社のランキングをまとめている。
有価証券報告書の公開データを基に集計した。純粋持ち株会社は原則として除外。単体の従業員数が10人に満たない場合や、平均賃金の発表がない企業なども対象から除いている。ランキング表内で社名末尾に「*」のある会社は主要子会社のデータを採用した。
トップはM&Aキャピタルパートナーズ
1位は全国版ランキング同様、M&Aキャピタルパートナーズだ。M&Aの助言を行う企業で、平均年齢は32.2歳と若いものの平均年収は2688万円だった。事業承継目的のM&Aのニーズは高く、従業員数を増加させているが、なんといってもその高年収で優秀な人材を引きつけている。
2位はヒューリック。平均年収は1803万円だ。既存ビルの建て替えと高層化で急成長する同社は、総合不動産に次ぐ規模まで保有物件を拡大している。このほか、総合商社などが上位に入った。5位には、がん領域の製薬会社であるソレイジア・ファーマが平均年収1490万円(平均年齢51.4歳)でランクインした。