「いつのまにか資産家になる人」に共通する習性 資産を築くには、収入より支出を意識すべき理由

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【第2:必要支出】

必要支出とは、生活や仕事などで必要な支出のことをいう。いわば生きていく上での経費である。

例えばこんなものが挙げられるだろう。自炊のために必要な食料品、下着や衣類、その他、石鹸や洗剤などの生活必需品。それから、会社に着ていくスーツ、作業員なら作業服や作業靴があるだろう。そのほか、家賃や光熱費等もここに入る。

つまり、生活に不可欠な衣食住のための基本の支出である。ここは無理に減らすのではなく、上手に管理することが大切だ。

【第3:欲望支出】

欲望支出とは、浪費ともいう。消費をするときの心理は2つある。1つは「必要だから買いたい」、もう1つは「欲しいから買いたい」だ。浪費とは、後者の欲望による消費をさす。

人の心に沸き起こる、消費欲の形は様々だ。見せびらかしたいと言う自己顕示欲もあるだろう。時には、人からすごいと思われたいという見栄もあるだろう。はたまた、ストレスの発散のために闇雲に使いたいこともあるかもしれない。その結果、ショッピング中毒やギャンブル中毒になる人もいる。

もしくは、欲望と必要を区別できなくなり、「これは必要だから」と自分に言い訳をしながら、結果的に欲望の赴くままに消費する人もいるだろう。

この欲望支出を減らすことがキーになる。

3つの支出をきちんと区別せよ

富める者は、大切なのは「所得ではなく消費である」と知っている。つまり、「投資支出」「必要支出」「欲望支出」をしっかりと分類することができ、なおかつ、「必要支出」を上手にコントロールしながら、「欲望支出」を減らすことができる人が富を手に入れられる。

だから、お金がやってくる道の道しるべには、所得ではなく、支出と書かれているといわれるのだ。

次ページ目を向けるべきは所得ではなく…
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