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ゲーム業界で空前の賃上げレースが勃発する事情 開発の巨大化、人材不足。成長痛に苦しむ業界

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相次ぐ待遇改善の背景には、ゲーム開発の巨大化によるマンパワーの絶対的な不足感がある。

任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」
ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を擁するゲーム大手・任天堂。業界内では高給企業とされてきた同社も2月、基本給の引き上げを発表した(撮影:梅谷秀司)

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ついにあの名門がレースに参入してきた。

ゲーム大手の任天堂は2月7日、4月から全社員の基本給を10%引き上げると発表。正社員だけでなく、契約社員やアルバイトの基本給も同程度の増額が決まった。

世界的な物価上昇を受け、従業員の実質的な賃金水準に配慮。大卒初任給は従来の約23万円から約25万円になる。今後の賞与制度など、年収総額に関する方針は明かされていないが、従業員の固定収入が増えることは間違いない。

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