アメリカの高校生が学ぶ「米国株投資」の超キホン なぜ「インデックスファンド」なのか?
手数料の安さでピカイチ
最初に紹介したい利点、そしておそらくもっとも重要な利点の1つは、手数料が安いことだ。私たちはみんなタダのものが大好きだが、残念ながら世の中はそんなに甘くない。しかしインデックス投資は、「限りなくタダに近い」といっても過言ではないだろう。私たちが購入できる投資信託の中で、いちばん手数料が安いのはインデックスファンドだ。
手数料が安いのはいいことだ。そしてインデックスファンドがとても優れた投資である理由の1つもそこにある。インデックスファンドの手数料は、アクティブファンドよりおよそ80%も安い。手数料が安い分だけ、運用では確実に有利になる。
インデックスファンドは、ものすごく高額な信託報酬(ファンドを管理・運用する費用)を請求しない。それに、無意味な12b−1費用(ファンドの広告やマーケティングのコストに対して投資家が支払う費用)もほとんどかからない。手数料の安さはすべての投資家にとって利点になるが、特に長期投資を行う個人投資家にとっては、非常に大きな利点になる。
だからこそ、私自身だけでなく、他の多くの投資家も、インデックスファンドの生みの親であるジョン・ボーグルを、偉大なお手本として尊敬しているのだ。彼は個人投資家の利益を真剣に考えていた。しかもそれだけでなく、実際に私たちの利益になるようなファンドを生み出してくれた。ボーグルはまさにプロフェッショナルであり、真の意味で庶民の味方と呼べる存在だ。
手数料を安くすませる方法はたくさんあるのだから、わざわざ高い手数料を払うのはもったいない。高い手数料を払ってはいけない。手数料は投資のリターンを目減りさせるだけだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら