砂糖と酒を加えてフライパンの表面温度をまず下げてから、みりんを加えます。調味料を加える順番も重要で、いきなりしょうゆを加えてしまうと焦げたり、香りが飛んだりしてしまうので、砂糖と酒を加えてフライパンの表面温度を下げてから、ほかの調味料を加えます。
しょうゆを加えたら再び中火にかけ、タレを煮詰めていきます。
スプーンでたれをかけ、濃度を確認します。鍋照り焼きはタレを煮詰めるほど味が濃くなりますが、冷めるととろみが強くなるので、完全にとろみがつく手前で火を止めましょう。
皿に盛り付け、付け合わせを添えます。ちなみにあしらいは右手前が日本料理の決まりです。
照り焼きは合理的な調理法で、調理料の味が素材にすべてつくわけではなく、鍋に残ります。そのため味の濃さを食べ手が調整できるので、失敗が少ないのです。また、調味料の味わいで素材の味をカバーできるので、安価な材料でもおいしくできます。ご飯のおかずの甘辛味は日本人の叡智。ぜひとも炊きたてのご飯を添えて、召し上がってください。
(写真はすべて筆者撮影)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら