WHOが、日本の水道水に関する放射性物質の規制基準は国際基準の10倍厳しいと記載
WHO(世界保健機関)が3月22日に発表した東日本大震災に関する報告書「Japan earthquake and tsunami Situation Report No. 13(SITREP NO 13)」によれば、日本での水道水における放射性物質の規制基準は、国際基準に比べ、およそ10倍厳しい。
日本では、飲料水の規制基準は、ヨウ素131が1キログラム当たり300ベクレル、セシウム134・セシウム137が1キログラム当たり200ベクレルとなっている。
乳幼児に関しては、厚生労働省により、各1キログラム当たり100ベクレルとしており、23日に発表された東京都金町浄水場で検出されたヨウ素131の濃度(22日)は、1キロあたり210ベクレルで、これにより乳幼児では飲用を控えるように呼び掛けられた。
WHOの報告書の13ページでは、日本の規制基準の値は、国際的に合意された規制基準より厳しく、国際基準では、ヨウ素131が1キログラム当たり3000ベクレル、セシウム134が1000ベクレル、セシウム137が2000ベクレルと記載している。
また、IAEA(国際原子力機関)のガイドラインをもとに、ヨウ素131は低比放射性のために重大な放射線発生源ではないとしている。
(東洋経済オンライン)
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