元年収400万円会社員の僕が34歳でFIREできた訳 「投資に時間を割けない」の壁をこう乗り越えた
また、夜中でも心配で「株価」を見ていたら、結局、朝5時になるなんてことも。当然、体調も崩します。もはや相場中毒だったと思います。
そんな失敗を繰り返す中から、単に「短期間でFIREできる」だけでなく、“ほったらかしで”できる投資理論を模索しました。そうしてでき上がったのが、「『米国株』高配当再投資法」です。
私がこの投資を始めたのが27歳。それから7年後の34歳のときにFIREを達成しました。FIREするまでの間、「株価のチェック」はもちろんのこと、「売買の作業」や「評価額のチェック」、「経済ニュースのチェック」など、通常の投資で必要となってくる作業は、ほとんどしていません。もちろん副業や過度な節約なども同様で、やったことは「月1回3分のチェック」だけです。
なぜ“ほったらかし”でも、7年でFIREできるのか?
では、なぜ「米国株」高配当再投資法で短期間で、しかも“ほったらかし”でFIREできたのか。まずひとつは「配当投資」である点にあります。
株式投資、仮想通貨、FXなど、一般的な投資は基本的には「投資対象銘柄」を選択し、タイミングを見て売買することで利益を得るものです。こういった「買うときの値段と売るときの値段の差」が利益になる「キャピタルゲイン狙いの投資」は、一見リターンが大きく、一番FIREに近そうに思えます。
しかし、実際には多くの人が途中で挫折します。なぜなら、頻繁に「株価」を見ないといけなくなるからです。四六時中、忙しい人にはとてもではないですが、株価チャートに張り付くことはできません。
一方で、「配当投資」における収益は、「株価の差による儲け」ではありません。株を保有するだけで“自動的に”口座に振り込まれる「配当金」が投資の収益になります。
買ったり売ったりする必要がないわけですから、「株価のチェック」から解放されます。また、一般的な投資では「株価のチェック」と同時に発生してしまう「売買をする作業」や「毎日、評価額をチェックする作業」、「毎日、経済ニュースを見る作業」なども、極端な話ですがすべて必要なくなります。一度、株を保有したら、あとは毎月勝手に配当金が振り込まれるしくみです。
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