元年収400万円会社員の僕が34歳でFIREできた訳 「投資に時間を割けない」の壁をこう乗り越えた
「でも、配当金って言ってもわずかでしょ?」と思われるかもしれません。そこでポイントとなるのが「米国株」と「(配当の)再投資」です。
ご存じの通り、米国は世界1位の経済大国です。「失われた30年」と言われている日本と違い、こうしている今も成長し続けています。その中において、「高配当」を出す企業がごまんといるのです。
しかも、連続高配当・増配年数の長さおよび層の厚さが圧倒的で、連続増配50年以上が21社、連続増配25年以上50年未満が43社もあるのです。ちなみに、日本で連続増配が25年以上続いている企業は花王ただ1社だけです。
そして、その高い配当金を「再投資」する、というのがポイントです。毎月の投資額に加えて、入ってきた配当金をさらにその高配当株に投資するので、配当金が膨れ上がっていきます。
ちなみに、「月1回3分のチェック」というのはこの「再投資」の作業です。ここだけ手動で行う必要があるのですが、これも毎月口座に入る配当金を同じ銘柄に投資するだけなので、1回3分で済みました。
こうして、「配当投資」によりあらゆる手間から解放され、「米国株」と「再投資」によってFIRE達成に必要な資金も十分に貯まっていきました。
「しくみ作り」すらも5分でできる
そして、その「しくみ」を作ることもいたって簡単です。口座を開いて、決められた銘柄を買い、その時に毎月の投資額を、給与から自動で投資されるよう設定するだけ。ですから、初期設定も5分ほどでした。
FIREには達成するまでの過程に「不自由」もあります。FIREという生き方が日本にも浸透し、目指す人が増えたのはうれしいことですが、だからと言って今の仕事やプライベートを犠牲にするのは本末転倒です。「将来の自由」を獲得しながら、「今の自由」すらも犠牲にすべきではない。そう私は思っています。
FIREを目指しながらも、「今やりたいこと」も思いっきり楽しむ。そんな方が増えてくれたらこんなにうれしいことはありません。
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