周りに好かれる人が「必ずしている」怒りの対処法 怒ったり叱ったりした相手からも好かれる作法

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叱る上司
その怒り、「マウントをとっているだけ」と思われているかも(写真:horiphoto/PIXTA)
累計250万部以上の書籍を手がける編集者である一方、ドラァグクイーンとして各種イベント、メディア、舞台公演などに出演する村本篤信氏による連載「話しやすい人になれば人生が変わる」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

怒るとき、叱るときは、必ず相手の事情にも耳を傾ける 

「話しやすい人になるため、自分が話し手になるときに気をつけなければいけないこと」を、シチュエーション別にお伝えしたいと思います。 

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

今回はまず、誰かに対して怒るとき、誰かを叱るときに気をつけるべきことを考えてみましょう。 

話しやすい人と思われたいのであれば、絶対にしてはいけないのは、一方的、感情的に怒りをぶつけること、叱ることです。 

理由を話しもせず、事情や言い分を聞きもせず、いきなり怒りだす人や相手を叱りつける人が、話しやすい人とはほど遠いことは、おそらくおわかりいただけるはずです。 

恐がられたり一目置かれたり、あるいは「厳しいけど本当は優しい人」「直情的だけど表裏がない人」などと評価されることはあっても、話しやすいと思われることはほとんどないでしょう。

では、「話しやすい人」として、誰かに怒ったり叱ったりするにはどうしたらいいのか。

ここでも大事なのは、相手の話を聞くことではないかと思います。

相手の言動に腹が立ったのであれば、なぜそういうことをするのかを聞いたうえで、冷静に「できればそういうことはやめてほしい」という要望や、その理由を伝える。

相手が何らかのミスを犯したのであれば、なぜミスを犯すに至ったのか、その経緯や事情を聞いたうえで、ミスの再発を防ぐための方法を考え、伝える(もしくは本人に考えさせる)。

そのような形であれば、怒ったり叱ったりした相手からも、話しやすい人だと思われる可能性は高くなるでしょう。 

次ページ後で必ず相手の言い分に耳を傾ける
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