周りに好かれる人が「必ずしている」怒りの対処法 怒ったり叱ったりした相手からも好かれる作法

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そもそも、「自分が正しい」と信じているのは本人だけであり、実際には本人の言動に問題があったり、相手やほかの人からは「あの人、自分が正しいって言っているけど、明らかにあの人のほうがおかしいよねえ」と思われたりしている。

そんなケースは山のようにあります。

ですから、基本的には、謝罪をするときは謝罪に徹し、どうしても自分の気持ちが処理しきれないときは、自分の事情を静かに聞いてくれそうな人(つまり、あなたにとっての話しやすい人)に聞いてもらいましょう。

ただ、これはあくまでも、「話しやすい人だと思われたい相手」「大事にしたい相手」への対応です。

世の中には、相手が謝れば謝るほど怒りを増幅させたり、謝罪につけこんでいろいろな要求をしてきたりする人もいます。

そのような人に対しては、ときには毅然とした態度をとることも必要です。

アドバイスをするのは、相手から求められたときだけ

次に、誰かに対してアドバイスをするときに、気をつけるべきことを考えてみましょう。

アドバイスに関して、ぜひ心に留めておいていただきたいのが、「望まれてもいないのにアドバイスをしない」「上から目線でアドバイスをしない」ということです。

もちろん、ほとんどの人は、良かれと思ってアドバイスをしているつもりであり、「自分が上から目線でアドバイスをしている」という意識はまったくないでしょう。

しかし、何か問題や悩みを抱えて困っている最中の人にとって、他者からの言葉は「今、そうした悩みを抱えていない、お気楽で恵まれた人たちからの無責任で偉そうな言葉」に聞こえてしまいやすいのです。

ですから、相手がどんなに悩み苦しんでいても、「どうしたらいいと思う?」などと訊かれないかぎり、まずは話を聞くことに徹すること。

そして、アドバイスを求められたときには、「今、自分が言おうとしていることは、相手はとっくに知っている」「今、自分が言おうとしていることは、誰にとってもあてはまる正解ではない」ということを頭の片隅に入れておくだけで、言葉の選び方や伝え方が、少し変わってくるかもしれません。

たとえば、単に「~すればいいじゃん」と言うのではなく、「とっくに知っているかもしれないけど」「とっくに試したかもしれないけど」といった前置きを入れたり、「私だったら~するかもしれない」「正解はわからないけど、私は~するといい気がする」といった言い方をすれば、相手が受ける印象はかなり違うはずです。

ただ、ごくたまに、アドバイスを求めながらも、何か言われるとすぐ拒絶・否定するわがままな人や、どんなに言葉を選んでアドバイスをしても「上から目線」としかとらえられない、被害者意識の強い人がいます。

それは「相手が悪かった」「相性が悪かった」と思って忘れましょう。

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アルファポリスビジネス編集部

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