被災地・宮城にいち早く医療支援、立川相互病院が派遣チーム報告会【震災関連速報】

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立川相互病院は全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)に所属している。坂総合病院も1953年の全日本民医連結成時の医療機関の一つで、ふだんから横のつながりが強い。全日本民医連は加盟事業所数が全国47都道府県で1700以上に上り、約6万2000人の職員が勤務している全国でも有数の民間医療機関ネットワーク。特に、生活困窮者に対する医療支援に力を入れており、無料低額診療所の多くも民医連の医療機関が運営している。現在、全国にある全日本民医連加盟医療機関は坂総合病院に数百人もの応援人員を派遣。被災地の医療支援に従事している。

3月18日午後6時、立川相互病院では、第一次支援メンバーによる報告集会が開催された(写真)。そこでは、物資・医薬品不足に加えトイレも十分になく、インフルエンザや風邪が蔓延しやすい避難所での衛生環境の改善や、働き詰めになっている現地医療スタッフの休養確保の必要性などがメンバーの間から早急に対処すべき課題として報告された。

立川相互病院自体も、震災当日は大きな揺れに遭遇し、手術中の患者を看護師らが身を挺して守った。それからまもなくの第一次支援メンバー派遣に際して、草島健二院長ほか多くの職員が病院前に出て見送った。

「病院の迅速な対応により、医療従事者の現地入りでは、全日本民医連加盟医療機関の中で一番乗りを果たした」と山田副院長は胸を張る。19日には第三次支援メンバーを派遣。長期にわたり、支援活動を継続していく考えだ。

(岡田 広行=東洋経済オンライン)

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