京阪線の「要衝」枚方市駅、再開発でどう変わる? 2024年夏に高層複合施設開業、電鉄本社も移転
一方、北口には、淀川対岸の高槻市や茨木市方面と結ぶバスの乗り場がある。旧街道に面したショッピングモール「枚方ビオルネ」や、旧国道1号である府道13号沿いの関西医科大学のキャンパスが存在感を放っている。
枚方市駅は2018年12月にリニューアルした。良品計画が駅の空間デザインを手がけ、2階中央口のコンコースには駅ナカ商業施設「ひらかた もより市」がお目見え。ミニスーパーマーケットやベーカリー、スイーツ専門店、フラワーショップ、コーヒースタンドが営業する。改札外の京阪百貨店ひらかた店の2階には無印良品が入っている。
そして現在、駅周辺の再開発が本格化。北口の第1・第2工区のほか、京阪本線と交野線、天野川に挟まれたエリアの第3工区で工事が進行中だ。
2024年夏頃に複合施設開業
京阪ホールディングス(HD)と京阪電鉄、京阪電鉄不動産は2022年12月21日、第3工区について、駅と一体になった複合施設が2024年夏ごろに開業すると発表した。高層棟は地上26階建て・高さ約126mで、7~15階は京阪HD・京阪電鉄所有のオフィスフロア。7~11階を京阪電鉄が事務所として使用し、12~15階を賃貸オフィスとする計画だ。
京阪HD・京阪電鉄は現在、ともに「本店」を枚方市岡東町、「本社」を天満橋駅(大阪市中央区)直結のOMMビルに置いているが、このうち電鉄の本社をこの枚方市のビルに移転する。
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