婚活歴5年、「40代資産家」男性が振られ続けたワケ ザ・ノンフィクションの「長谷川さん」のその後

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お母さんが「ザ・ノンフィクション」で弊社を知り、「田舎で婚活を続けていても、いい人にめぐり会えない。東京の“本物の”相談所に行って活動してほしい」と背中を押してくれたそうです。

さやかさんは大学卒業後、関西の大手企業に就職が決まっていましたが、会社を経営していたお父さんが脳梗塞で倒れて廃業の危機に。従業員もいるし、年の離れた弟もいたため、会社存続のためと生活費を稼ぐため、さやかさんは一時引き継ぐことを決意しました。数年後、お父さんが回復。今は、さやかさんは地元の別の会社に勤めています。

こんなに苦労している女性なら、長谷川さんのいいところをわかってくれるはず。そう思い、さやかさんが入会したその日に長谷川さんに電話をし、次の日、彼女が地元に帰る前の早朝にお見合いをセッティングしました。

さやかさんのお母さんは、「ザ・ノンフィクション」を通じて長谷川さんのことをご存じでした。さやかさんが「明日お見合いするよ。相手は長谷川さんだよ」と電話で報告すると、とても喜んでいたそうです。

さやかさんは純朴。田舎でのんびり暮らしてきたということもありますし、年齢も30代前半と若いこともあって、世の中をあまり知らず擦れていない。優しくマイペースな長谷川さんに合うと思いました。東京への憧れもあり、地元を離れることにも躊躇がありません。

お見合いは弊社で行ったため、私の目が届いていたこともありうまくいきました。そして次の週、さっそく1回目のデートが決定したのです。

うまくいったのに「ちょっと不安」と言われ

1回目のデートで、長谷川さんはこれまでの努力を実らせうまくエスコートできたのか⋯⋯。夕方、私がさやかさんに電話すると、ちょうどデートを終え、地元に帰るため空港にいました。「デートはどうでしたか」と聞くと、さやかさんは曇った声でこう言いました。

「実はちょっと不安です」

デート中の長谷川さんの言葉に、さやかさんは「この先お付き合いを続けていけるか不安を感じた」と言います。うまく進みそうに見えた矢先の暗雲。いったい何があったのでしょうか。

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植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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