セレナ対ステップワゴン、家族向けミニバン比較 日産とホンダのライバル2台で大きな違いは?

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フロント&リヤデザイン
新型セレナとステップワゴンのフロント&リアデザイン(写真:日産自動車/本田技研工業)

日産のミドルサイズミニバン、6代目となる新型「セレナ」の概要が発表され、ガソリン車が2022年冬、ハイブリッドの「e-POWER」車が2023年春に発売される。ファミリー層向けミニバン市場を牽引してきた同モデルは、先代モデルでも好評だった室内空間の広さや利便性はそのままに、より静粛性をアップした最新のハイブリッドシステムや、高速道路などでハンズフリー走行も可能な先進運転支援システム「プロパイロット2.0」を搭載するなどのアップデートを敢行。また、2列目シートをはじめ、乗り降りや荷物の積載時などの利便性を向上させる新機能も数多く搭載し、より快適性や安全性、使い勝手を向上させたことが注目点だ。

同ジャンルには、ホンダが誇る「ステップワゴン」もあり、2022年5月27日に発売された新型は、とくにインテリアのシートアレンジなど実用面で、ライバルである先代セレナなどを意識した新しい装備が特徴だ。

両モデルは、いずれも初代モデルが1990年代に登場し、長年シェア争いを繰り広げているという点で、まさに宿敵といえる存在。それぞれ新型となったことで、商品力や優位性などに、どんな差が出ているのだろうか。両モデルを詳細に比較してみることで、それらを浮き彫りにしてみたい。

セレナ外観・プロフィール

スタイリング
新型セレナのスタイリング(写真:日産自動車)

セレナは、1991年登場の初代「バネットセレナ」から、30年以上続く日産を代表するミニバンだ。一方のステップワゴンも初代モデルが1996年に登場。現行モデルは、新型セレナと同様に6代目となる。ファミリー層を中心に長年支持を受けてきたロングセラーモデルである両車は、前述のとおり、激しいシェア争いを30年近く繰り広げてきたライバル関係だ。

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