セレナ対ステップワゴン、家族向けミニバン比較 日産とホンダのライバル2台で大きな違いは?

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ステップワゴン エアーのデザイン
ステップワゴン エアーのデザイン(写真:本田技研工業)
ステップワゴン スパーダのデザイン
ステップワゴン スパーダのデザイン(写真:本田技研工業)

 

なお、ステップワゴンのラインナップは、各グレードにガソリン車と、独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」搭載車を用意する。駆動方式は、e:HEV車が2WD(FF)のみ、ガソリン車には2WDと4WDの両方を設定。乗車定員は、エアーとスパーダに7人乗りと8人乗りを用意、プレミアムラインは7人乗りのみだ。

ちなみに両モデルの車体サイズは、セレナが全長4690~4765mm×全幅1695~1715mm×全高1870~1895mm。対するステップワゴンでは、全長4800~4830mm×全幅1750mm×全高1840~1855mm。ステップワゴンは新型になって全モデル3ナンバーサイズとなったが、新型セレナはXやXVといったグレードに5ナンバーサイズを残し、そのほかは3ナンバーサイズとなっている。

新型セレナのパワートレイン

パワートレイン
セレナe-POWERのパワートレイン(写真:日産自動車)

新型セレナは、先代モデルでも売れ筋だったハイブリッドのe-POWER車に、新しいパワートレインを採用したことがトピックだ。e-POWERは、ガソリンエンジンで発電し、モーターで駆動する独自のシリーズハイブリッドシステム。バッテリーの充電状況がよいときは、エンジンを停止してモーターのみによるEV走行も可能だ。燃費性能と静かさ、そして100%モータードライブならではの爽快な加速感などを味わえる。

新型のe-POWERでは、発電用エンジンに新開発の1.4L・3気筒を採用。従来モデルが1.2Lだったのに対し、排気量をアップさせている。新しい1.4Lの発電用エンジンは、エンジンの作動音を抑制するとともに、よりパワフルで気持ちのよい加速性能を実現する。また、車両状態や走行環境に加え、ナビと連携しながらエンジン作動タイミングを制御する世界初のエネルギーマネジメント技術も搭載し、エンジンの作動頻度を低減し、高い静粛性に貢献するという。

なお、新型セレナのガソリン車は、先代モデルと同様に2.0L・直列4気筒エンジンを搭載する。各パワートレインのスペックは、ハイブリッドのe-POWER車が走行用モーター最高出力163ps、最大トルク32.1kgf・m。発電用エンジンが最高出力98ps/5600rpm、最大トルク12.5kgf・m/5600rpmだ。ガソリン車の2.0Lエンジンは、最高出力150ps/6000rpm、最大トルク20.4kgf・m/4400rpmを発揮する。

次ページ新型セレナに対して、新型ステップワゴンのパワートレインは?
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