唐田えりか「25歳の今、私が思っていることは…」 「自分にとにかく向き合い続けた」2年間を経て

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── 活動休止中は、さまざまな思いがよぎったと思いますが、女優を続けたい気持ちに変わりはなかったですか?

唐田:そうですね。ホントに今は、お芝居を通して大事な方たちに恩返しをしたいという思いですし、いま自分にできることって、それなんじゃないかなと思っていて。繰り返しになりますが、今は目の前のことをひとつひとつ大事にやっていくことが、自分のできることなんじゃないかと思います。

ずっとお芝居を続けていられたら…すごく、ありがたいと思う

── 『の方へ、流れる』で演じられた里美も、自分の仕事についてさまざまに思い悩む様子が伺えます。唐田さんは、女優の仕事を一生の仕事として考えていますか?

唐田:う~ん……それはまだわからないですね。ただ、この先の自分がどうなっていくかわからないですけど、ずっとお芝居を続けていられたら……すごく、ありがたいなって思います。

── 今後、こんな女優さんになりたいというイメージはありますか?

唐田:明確に、この人のようになりたいと目指している女優さんはいないのですが、今後自分が経験するあらゆる作品の中で、ちゃんと“その人”として立ち、生きてる存在になりたいですね。

今回の映画でも、私自身、ホントに言葉というものを大事にして演じていますので、智徳と里美が交わす言葉を聞きながら、みなさんそれぞれの解釈を楽しんでもらえたらいいなと思います。

文/浜野雪江 写真/内田裕介(Ucci) スタイリング/道端亜未 ヘアメイク/尾曲いずみ

唐田えりか
1997年9月19日生まれ、千葉県出身。女優。2014年、芸能界入り。2015年、女優デビュー。同年、初CM『ソニー損害保険』に出演し注目を浴びる。映画『寝ても覚めても』(2018)でヒロイン・朝子役を演じ、同作の演技により第42回山路ふみ子映画賞で新人女優賞、第40回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞を受賞。趣味・特技/フィルムカメラ、音楽・映画鑑賞、純喫茶巡り、書道。
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