取材と内部文書で判明「ツイッター有料化」の中身 認証プログラムに加えて、有料動画配信も?

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ツイッター本社
サンフランシスコのツイッター本社(写真:David Paul Morris/Bloomberg)

ツイッターの新オーナーであるイーロン・マスク氏は、ツイッターをより稼げるソーシャルメディア企業にするためにあらゆることを試してみようと考えている。

この問題に詳しい2人の人物と、ニューヨーク・タイムズ紙が閲覧した内部文書によると、先週440億ドルでツイッターの買収を完了して以降、マスク氏と同氏のアドバイザーは、ユーザーが著名ユーザーにプライベートメッセージを送信できる有料ダイレクトメッセージを同サービスに追加することを話し合ってきたという。

また、ユーザーが料金を支払わない限り、特定の動画を閲覧できないようにする「有料動画」の追加についても話し合われていると、関係者らは述べている。さらに、広告主が求める若い視聴者を引きつけることができる、超短編動画プラットフォーム「Vine(ヴァイン)」の復活についても議論されている。

初のサブスクサービスも開始

今週、マスク氏はユーザーが本人であることを認証する「ブルーチェック」認証バッジで金儲けをしようと動き出した。同氏は現在無料で提供されているこのプログラムを、月額8ドルで強化された機能を提供する「Twitter Blue(ツイッターブルー)」サブスクリプション・サービスに組み入れると発表した。

こうした一連の動きは、テクノロジー業界最大のレバレッジド・バイアウト(LBO)ですぐに結果を出し、リターンを得なければならないという、世界一の富豪、マスク氏のプレッシャーを表している。ツイッターの買収資金を調達するため、マスク氏は同社に130億ドルの負債を負わせ、利息だけで年間10億ドル以上を支払わせることになったのだ。

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