取材と内部文書で判明「ツイッター有料化」の中身 認証プログラムに加えて、有料動画配信も?
ある製品チームは有料のダイレクトメッセージに取り組んでおり、これはネットワーク上の「Very Important Tweeters(VIT)」に焦点を当てているようだと、この作業に詳しい2人と内部文書は示唆している。
タイムズ紙が見た製品のモックアップによると、利用者はわずかな料金で、お気に入りの著名人にプライベートメッセージを送ることができるようになるという。料金体系は決まっていなかったが、ダイレクトメッセージ1通あたり数ドル程度になる可能性もあるようだ。
初期のプロトタイプでは、ツイッター利用者がミュージシャンのポスト・マローンに好きなレコードについて質問している様子が描かれていた。このような有料メッセージは、ダイレクトメッセージの受信トレイの特別なエリアに表示され、著名人側はそれを受け取ることを選択する必要がある。文書によると、ツイッターは料金の一部を徴収する可能性が高い。
有料ダイレクトメッセージの計画はまだ流動的で、この製品が発売される保証はないと、この問題に詳しい人たちは述べている。
有料コンテンツは投稿者と視聴料を折半?
製品チームはまた、アダルトコンテンツ業界のクリエイターのためのコンテンツをホストする「OnlyFans」のようなプラットフォームが提供するアイデアに似た、「有料」ビデオに取り組んでいる。この計画では、ツイッターはユーザーに動画の視聴料を要求し、その収益を、コンテンツを投稿したクリエイターと折半する可能性があると、このプロジェクトに詳しい2人の関係者は述べている。
マスク氏は、2016年ツイッターが閉鎖する前に若いクリエイターの間で人気を博したループ動画アプリ、ヴァインにも関心を示している。同氏は10月30日にツイッターで、復活させるべきかどうかをフォロワーに問う投票を行い、復活が可能かどうかコードを調べるよう社内のチームに命じた、と議論に詳しい2人の人物は語っている。