フロントマスクは、「エクリプスクロス」や「アウトランダーPHEV」などにも共通する三菱車の象徴「ダイナミックシールド」ではあるが、半円形のヘッドライトを採用することで親しみのある表情としているところが新しい。
どこか、ビッグマイナーチェンジ前のデリカ:D5のようであり、かつてのパジェロやパジェロミニを思わせる。オーバーライダー風のデザインが施されたフロントバンパーも同様だ。
ブラックのホイールアーチや前後バンパー下部のスキッドプレート形状により、SUVらしさを演出。さらに、フロントバンパーとテールゲートガーニッシュに採用された立体的な「DELICA」ロゴが、デリカ兄弟であることを強調する。
詳しいスペックは公表されていないが、カラーバリエーションは公開されており、ブラックルーフと組み合わせたツートーンが6タイプ、モノトーンが6タイプ。中でも「アッシュグリーンメタリック」は、デリカミニのコンセプトに合わせて開発した新色だという。
まだサプライズはあるはずだ
スライドドアのスーパーハイトワゴンであるデリカミニのボディをよく見れば、ekクロス スペースがベースとなっていることがわかるだろう。フロントマスクこそまったく違うが、ドアのプレスラインやクオーターでキックアップしたウインドウグラフィックは、ekクロス スペースと共通だ。
しかし、よく見れば車高が若干、高められているようにも見える。ekクロス スペースとバッティングするカテゴリーのクルマを出すのだから、なにかしらの差別点があるはずだ。今回の発表は、あくまでもエクステリアデザインの公開にとどまり、詳しいスペックなどは明らかにされていない。
次のデリカミニの情報がアップデートされるのは、2023年1月に開催される東京オートサロン2023でのことだろう。三菱は、東京オートサロン2023にこのデリカミニを参考出品すると発表している。
ひと目でデリカ・ファミリーだとわかるエクステリアデザインのほかに、どんなサプライズがあるのか楽しみである。なお、発売は初代デリカの発売から55周年となる2023年度初夏と予定しているという。
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