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「デザートX」に乗って感じたドゥカティの本気 パリダカを連想させるデザインと新技術の融合

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  • 宮城 光 モビリティスペシャリスト
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デュアルヘッドライトを採用したフロントマスクは、ラリーバイクであることを強く印象づける(東洋経済オンライン編集部撮影)

その理由はさまざまだが、4輪で言えばSUVが人気のように、走路を限定することのない印象と、それを裏づける最新テクノロジーによるシーンを選ばない走破性が魅力だろう。各メーカーでは、最新のシャーシテクノロジーに高性能エンジンを搭載したうえで、最新の電子デバイスなどにより、徹底的にドライバビリティを追求した最新スペックのアドベンチャーモデルが目白押しだ。

標準タイヤは、ピレリ製スコーピオン・ラリー STR。サイズはフロントが90/90-21、リアが150/70 R18(東洋経済オンライン編集部撮影)

つまり、今までのスーパースポーツやストリートファイター系のアグレッシブなラインナップはそのままに、加えてロングツーリングから、未知なる大地へ踏み込めるアドベンチャーモデルセグメントとも言えるモデルを各メーカーが矢継ぎ早にリリースしているというわけだ。

最強ラリーレイドマシンの見どころ

21インチのフロントタイヤ&ホイールと、230mmというストローク量を確保したフロントサスペンション(東洋経済オンライン編集部撮影)

今回のデザートXは、正にドゥカティが満を持してアドベンチャーセグメントへ一石を投じるラリーマシンだ。もちろん、現在まで「ムルティストラーダV2」「ムルティストラーダV4」といったアドベンチャーツーリングといえる快適性を高めたモデルが人気を博してきた。しかし、今回のデザートXは、ムルティストラーダに比べてコンパクトでスリム、しかもライトウェイトな車体が最大の売りだろう。

そして、前後のホイールサイズは、ドゥカティとしては初の試みとなる、フロントに21インチ、リヤに18インチと、リアルオフロードマシンのサイズをチョイスしている。つまりデザートXは、ドゥカティが放つオフロード最強ラリーレイドレプリカなのだ。

筆者が乗車した状態(東洋経済オンライン編集部撮影)

今回試乗したモデルは、欧州仕様のシート高860mmの設定で、またがってみるとたしかにヒップポイントの高さは否めない。しかしながら、デザートXもここ数年の欧州マシンの流れに従って股下の仕上がりはスリムで、膝まわりを広げられることなく足は真下に伸びる。さらには、日本国内では、オプションで20mm低いローシートと20mmローダウン仕様も販売予定とのこと。

エンジンは、最高出力110ps/9250rpm、最大とくる92Nm/6500rpmを発揮(東洋経済オンライン編集部撮影)

マットホワイトの燃料タンクは存在感があるものの、膝で押さえる部分は意外にスリムだ。その下に収まるテスタストレッタエンジンは、ドゥカティの主力製品の多くに搭載される信頼のエンジンで、スーパースポーツの「モンスター」、ハイパーモタードのムルティストラーダV2と、実績も豊富で多くのファンを楽しませてきた。

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【電子デバイスの恩恵、自在なセットアップによる万能性】

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