ポンド/円で「200万円」の利益も数日で失った訳 1カ月で100万円の損切りも、投資を続けた2理由

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その後、友人が投資でうまくいっていることを聞いて、興味をもちながらも実際の投資にはまだ手を出せなかった私。けれど2015年8月、いよいよ重い腰を上げ、証券口座を開設することにしたのです。

そうして私が投資を始めてから半年ほど経った冬の頭。私は「信用取引」に手を出します。

信用取引とは、証券会社からお金を借りて行う運用のこと。ひとことでいえば、ハイリスク・ハイリターン!

このころ現物で保有していた銘柄は、まだほとんどが含み益をキープしていました。この実績であれば、信用取引で3倍のレバレッジをかければ、利益の増加スピードも3倍。リスクも感じたものの、その前に半年間運用してほとんどがプラスだったので、「いける!」と感じたんです。

……それは間違いでした。

私が現物取引から信用取引に切り替えた直後、年末から2016年年初にかけて、日経平均は大暴落。わずか1カ月の間に、200万円を100万円にしてしまったのです。

欲を出し、FXの信用取引で200万円を一気に失う

株式投資の信用取引で大損をしてしまった私。今度はFXでレバレッジ取引(信用取引)をしてしまいます。懲りていませんね。

2016年6月23日にイギリスでEU離脱を問う国民投票が行われ、離脱派が勝利しました。

イギリスといえばヨーロッパの要。「まさかEUを離脱するなんて!」と世間では大ニュースに。国民投票が締め切られた日本時間の24日午前6時には、EU残留が確実との予想が発表され、市場は楽観ムードでした。

そのときはおよそ1ドル106円台後半。開票作業が始まると、前半こそEU残留が優勢だったものの、昼ごろから離脱派が逆転。マーケットは一気に動揺し、ニュースの直後にドル/円は、なんと一時100円を割る水準まで円高に。

ここで思います。

「FXをちょっとかじっただけの私でもわかる! これは異常事態だ!」

私はレバレッジでポジションをとることにしました。FXのレバレッジは、最大25倍までかけることができます。25倍というと、100万円分で2500万円分のポジション。今考えると、相当リスクのある取引。まさに投機です。

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