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「授業中に落ち着きがない子」が抱えている事情 立ち歩いたり、手遊びをしたり…には訳がある

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そんな様子を傍目で見ていると、「それで勉強に身が入るの?」「本当に集中できてるの!?」と不安になってしまいますよね。そんな不安を持っている人に知っておいてもらいたいのが、ハーバード大学の心理学者ハワード・ガードナー博士が提唱した「多重知能理論」です。

ガードナー博士によると、人間の持つ知能には8種類あり、この8種類の中から子どもの特性に合わせて得意な方法で学習させれば、その子の持つ能力は大きく引き上げられるとのこと。つまり、体を動かしながら集中するタイプなら、むしろ動きを止めないほうが集中力を高められ、勉強もはかどるということなのです。

(画像:『ちょっと気になる 子育ての困りごと解決ブック!』)

身体運動的知能が高い⑤のタイプの子は、「考えごとをしていると、無意識に体が動き出す」というのが特性です。「落ち着きなさい」と言われることは「考えるのをやめなさい」と言われるのと同じ。つまり、「じっとしている」ことと「頭を働かせる」ことの両立は不可能なのです。

立ったまま勉強も1つの方法

じゃあ、どうすればいいの? 親が考えられる3つの作戦

①道具を使う

ハンドスピナーや練り消しなど、触って刺激を感じられるものを持たせておく。あるいは家庭では、バランスボールに座らせて、ぴょんぴょん体を弾ませながら机に向かわせるといった具合に、道具をうまく活用して運動意欲を解消します。

こうした運動を通じて血流が良くなり、子どもの脳に酸素が送り込まれているようなイメージを持てれば、親やまわりの大人もイライラしなくなります。

②立ったまま勉強する

最近では「スタンディングデスク」なる商品も販売され、立って作業をする空間が用意されたオフィスもめずらしくありません。身体運動的知能が高い子にとっては、立ったままのほうがはかどるケースも十分起こりえます。

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【休み時間を与えられた子どものほうが学力が高い?】

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