「モテるけど結婚できない」37歳婚活女性の致命傷 「見た目がよく経歴も○」な婚活苦戦組の共通点

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さらに言うなら、婚活で一番テンション高くなっているのは、お見合いから交際になった瞬間だ。そこから、何日も連絡を取らないでいれば、テンションは下がってしまう。人間関係ができあがっていないときに、いったん下がったテンションは、二度と上がることはない。

また、恋愛しないまま歳を重ねてしまった人で、行動をしているのに失敗するタイプがいる。生真面目な性格の人に多く、婚活マニュアルを本やSNSサイトで熱心に学び、その通りに実践をするのだが、相手の気持ちを考えずに、ただただ押しまくる。結果、相手から重たいと思われて、自滅をしてしまう。

行動しているのに結果に繋がらない

ひろみ(33歳、仮名)と交際に入ったしんたろう(37歳、仮名)が、まさにそんなタイプだった。あるとき、ひろみからこんな連絡が来た。

「LINEを交換した日から、朝、晩と1日2回のLINEが来るんです。朝は、決まって8時、夜は10時の定期便です。朝のLINEは『おはようございます。今日もがんばりましょう』程度の短いものだけど、夜のLINEは、その日1日にあったことをツラツラと日記のように長く書いてくるんです。読むのも大変だし、1日のできごとを報告されても、『ああ、そうですか』くらいしか、返事ができなくて困っています」

さらに、こう続けた。

「LINEって、もらった分量と同じくらいの量を返さないと悪いかな、という気持ちが働いてしまう。毎晩くるLINEがとても苦痛です。週末に、交際に入って初めてのデートをするんですけど、もうそれを終えたら、交際終了にしようと思います。こんな気持ちで、夜の食事に出かけるのは苦痛なので、昼間にどこかで軽くお茶でもして、終わりにしたいです」

「密なコミュニケーションは大事」だと、私も会員たちには言っている。「婚活を成功させるには、毎日のLINE、最低でも週1回は会えるようにしましょうね」と。

ただ、ここに付け加えると、これは婚活がうまくいくためのアクションにすぎない。こうしたアクションを起こしながらも、今相手の気持ちがどこにあるのかを探っていくことが大事なのだ。相手がこちらを向いていないのに、ただただ前向きな行動をしても失敗につながるだけだ。

とはいえ、行動している人は、行動していない人よりも、結婚できる確率は高いだろう。最終的に、男女は相性だ。プライドが高く、待ちに徹している人は永遠に結婚できないが、失敗を繰り返しても、あきらめずに行動を起こしている人は、自分を受け入れてくれる相手に出会えたら、それが結婚に繋がっていく。

今、婚活に苦戦している人たちは、これまでの婚活状況を冷静に見直して、どうした自分が結婚できるのか、その方法を見出すとよいのではないだろうか。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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