株で負ける投資家に共通、3つの危機的「考え方」 取引手法は様々だが負けパターンには共通点が
以上、負ける投資家の共通点を3つ紹介しましたが、これは個人投資家だけの話ではありません。プロの投資家にも言えることです。私自身も値ごろ感で取引をしてしまうこともありますし、ポジション依存もしてしまいます。「これからドルは上がると思う」など、自分が持っているポジションについていいことをTwitterでつぶやいたりします。こうしたポジショントークはポジション依存している証拠です。リスクにさらされている中で、なんとか自分の気持ちを落ち着かせようと思ってポジショントークをすることもあります。
ナンピンも日常茶飯事です。神様へのお祈りもよくしています。すでに20年、この世界にいますが、それでもやってしまうのですから、避けて通れない面があります。では、どうすればいいのか。
「負ける投資家」から脱出する唯一の方法
それは損切りです。当たり前のことだと感じるかもしれませんが、これしかありません。誤解をしないでほしいのですが、「損切りをしない」投資方法もあります。
たとえばレバレッジを抑えて、現物に近い形で長期投資をするのであれば、損切りをする必要はありません。
10万円の株式を自己資金10万円で買うのであれば、その後、どんなに値下がりしてもマーケットから強制退場させられることはありません。長期投資として株式や外貨を資産のポートフォリオに入れていくというのは、使い方としてとてもいいと思います。
ただ、レバレッジを利かせるなら話は違ってきます。
10万円の自己資金(証拠金)で100万円の投資をするなら、レバレッジは10倍です。この場合、10%値下がりして100万円が90万円になった段階で、自己資金はゼロになってしまいます。
そうならないためには、損切りが重要です。マーケットで生き残り、相場の世界で収益を上げていくには、損切りは欠かせないのです。
どんなに勝っている投資家でも、損切りを怠ったために、1回の取引で退場させられてしまうことがあります。それはプロの世界でも同じです。私はそんな投資家を数多く見てきました。
特に自信があるトレードポイントでは強気になってしまいますし、勝ち続けてきたこれまでの経験値がアダになってしまうこともあります。
マーケットは時に理不尽な動きをします。無慈悲にすべてを奪っていきます。私自身も何度も地獄を見てきました。
そして出した結論が損切りなのです。
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