「子どものワガママと我慢」との正しい向き合い方 我が子の才能を開花させるために親がすべき事
一流になる人は、素質がすごい、練習がすごいということだけではありません。「サッカーがもっとうまくなりたい!」「野球がもっとうまくなりたい!」「○○選手のようになりたい!」などという動因が人並み外れて強いのです。「女の子にモテたい!」という動因で楽器の演奏にのめり込むのもおおいにアリです。
こういう動因が強烈であればあるほど、生活もストイックなところが求められるわけです。
「女の子にモテたい! でもしんどいことはヤダ!」というのではだめなのです。
みんなが遊んでいるときに練習、みんなが寝ているときに早起きして走る、みんなが食べているものとちがうものを食べる。どこかでがまんしないといけない部分があるわけです。
一流の人は「人に感謝することを忘れない」
「一流の人は、もともと一流だからだ」と同語反復したり、「一流の人には、そういう素質があった」「そういう素質があるから一流になった」と、役に立たない循環論に納得した気分になる人は多く、こういう言い方はあちこちで耳にします。
これは、単純なものの見方としか言いようがありません。
そんな同語反復や循環論ではなく、実際に一流の人がどんなふうに育てられたのかに注目する必要があります。きっと、強いエンジンのおかげで練習それ自体が苦しくても楽しいような体験もあったでしょう。ハンドルやブレーキを使って、自分自身をコントロールすることが苦しいときもあったでしょうが、長い目で見たときにそういう自分のことが好きになっているはずです。
だから、一流の人というのは、じつはいろいろな人に感謝することを忘れない人たちなのです。
金持ちになって成功している人は一流のように見えますが、「自分自身のおかげだ!」などと思っているのだとすれば、その人は本当の一流ではありません。
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