「死ぬのが怖い」と思ったときに考えてみたいこと がん患う医師「死に対する恐れは人それぞれ」
多くの方が「死」に対する恐怖感を持っていると思います。楽観的な私でも「死」に対する恐怖感はありますが、なんとなく「仕方がない」と思っています。「死」に対する恐れの理由は、人それぞれあると思います。
死に対する恐れの理由はいくつかある
まず大きいのは、親しい人たちとの別れでしょうか。
死んだ後に自分はどうなるのか、まったくわからないのも不安でしょう。それは誰もが一度も死んだことがなく、既に死んでしまった方が「死」に関して語ることができないからでしょう。
2020年に公開された『一度死んでみた』という映画のように、一度死んでも生き返れるような薬があればよいのですが、そんな都合の良い薬はできないでしょうね。
この「死んだらどうなるのか?」について、私の考えなどを書かせていただきます。
宗教の多くは、死んだ後の行き先を示してくれます。キリスト教徒やイスラム教徒なら天国、仏教徒なら浄土というように、「何となく次がある」ので安心感もあるのでしょう。死んだ後の世界を示してもらえれば、信仰心の厚い人は死後の恐怖心が少ないのかもしれません。
しかし、無宗教の方も少なくありません。そのため「死=無」になると考えてしまいがちです。
残念ながら私も死んだことがないので、死後の世界を語ることはできません。しかし、信仰心のない方でも行ける場所があります。それは「あの世」です。天国などではありませんが、「死ぬこと」=「この世からあの世に行く」と考えてみましょう。そう考えてみると、少し気が楽かもしれません。
次に、亡くなってしまった知人や友人を想像してみましょう。
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