「原子力潜水艦は持つべき?」与野党9党首の答え 維新、国民、N党「賛成」、自民、立憲など「反対・慎重」
日本の安全保障と原子力潜水艦の保有について
安全保障をめぐっては、日本周辺で中国軍やロシア軍が活動を活発化させる中、反撃能力の保有に関し、国民の玉木代表が14日の記者会見で原子力潜水艦の保有について検討すべきだと打ち出したことについて議論が展開された。
番組キャスターが「日本は原潜を持つべきだと思う人は挙手するよう」求めると、松井氏、玉木氏、立花氏3人が手を挙げた。ほかの6党首は原潜保有に反対、慎重の考えを示した。
以下、番組での主なやりとり。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):安全保障のテーマに移りたい。
梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):こちらを見てほしい。16日に中国の艦艇2隻が宗谷海峡を通過した。17日にはロシアの艦艇9隻が同じ場所を日本海に向けて通過。別のロシア艦艇7隻も伊豆諸島周辺を南西方向に通過した。中国では3隻目の空母の進水式が行われた。日本周辺でロシア軍、中国軍の活発な動きが見られる中、国民の玉木代表は14日、「日本が原子力潜水艦を保有し、適度な抑止を働かせることを具体的に検討すべきだ」と発言した。
香田洋二氏(元自衛艦隊司令官)によると、原潜は(1)長期間浮上せず潜行が可能 (2)大型で多くの武器が搭載可能 (3)瞬発力が高く行動範囲が広い等、攻撃力が高い。ロシアと中国は原潜を保有しており、北朝鮮も原潜保有を目指している。
松山キャスター:各党首に聞く。抑止力向上のため日本は原潜を持つべきだという人は挙手してほしい。
梅津キャスター:維新、国民、N党の3党首が手を挙げた。そのほかの党首は手を挙げていない。