ディズニーが導入、1回2000円ファストパスの是非 ディズニープレミアアクセス効率的に使うには

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今回の新制度では建前上「ゲストの1日を過ごしやすくするため」としていますが、1人あたりの個人消費は上昇します。

既に同様のシステムは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも採用されていますが、あちらは入園前に事前に購入可能で、当日のプランも立てやすい特徴があります。

対して東京ディズニーリゾートでは、「入園しないと購入できず、入園しないと現在どれくらい残っているのかもわからない」という不親切設計。

しかも導入後、初の週末では、開園から2時間で売り切れてしまっています。これでは今までの早いもの勝ちを変わらないのでは……という疑問も。また、新型コロナウイルスによる休園などで導入までの準備期間はかなり取れたはずですが、この制度は公式発表から1週間後という非常に急な展開でスタートしました。もう少し使いやすくわかりやすい仕組みになっているともっと魅力的になると思います。改善の余地はまだまだありそうです。

待ち時間の操作、発行枚数……全ては運営側の手の中

同システムはゲストのスマートフォンに表示させる形式です。既に出来上がっていたシステムを有料化したものであり、新たな設備投資も不要と思われます。効果的かつ効率的に収益があげられる、「画期的なシステム」といえるでしょう。

現場の人間も増やさず、現存の仕組みをうまく有料化したことで、原資をかけずに収益上昇が確実に見込める、企業としては理想の形。しかし、そうなってくると考えられるのは、 利益重視の姿勢が更に加速していくのではという懸念です。

平たくいうならば、対象アトラクションを増やし、お金を払わず並んでいるゲストを待たせ、待ち時間をどんどん増やせば、 それだけ有料チケットが売れていく形になるのです。

筆者の体感やTwitterのタイムラインに流れる皆さんの感想では、「アプリに表示されている待ち時間よりも、実際に並ぶ待ち時間のほうが短いのでは?」という話がよく聞かれるようになっています。待ち時間の表示が90分だったのにもかかわらず、実際には60分しか待たなかったというケースもあります。

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