NFLスーパーボウル「広告の祭典」の全貌 <動画>「父性」と「ハッシュタグ」がトレンド
自動車と有名人も、スーパーボウル広告における主要商品のひとつだ。今年は、ピアース・ブロスナンが、ジェームス・ボンドとして起亜自動車のCMに出演し、元NBCの朝のニュースキャスター、ケイティ・クーリックとブライアント・ガンベルがBMWのCMに出演し、自分たちが以前抱いていたインターネットに関する誤解をパロディ化している。
日産、トヨタ、レクサス、メルセデス・ベンツなど、自動車製造会社も、広告を出す。しかし、アキュラ、アウディ、フォルクスワーゲン、ジャガーは参戦しない。GMもベンチに下がり、シェヴィやビュイック、GMC、キャデラックの広告を流すことはない。
15社が新たに参入
今年は15社が、新たに参入した。その中には、携帯電話アクセサリー製造のMophie、接着剤のLoctite、Skittles candies、Avocados from Mexico、Jublia、クルーズ船のプリンセスを運航するカーニバル・コーポレーションがある。
「こういう初参加の企業や、小規模の会社は、スーパーボウルに広告を出すことで、自社のブランド知名度を上げ、注目を集めることができるでしょう」とポッジは言う。また、ペプシ傘下のドリトスは、好評の「クラッシュ・ザ・スーパーボウル・コンテスト」を今年も行うが、これで9回目となる。消費者が作ったコマーシャルの中から、人々が好きなものを選び、優勝者は100万ドルとユニヴァーサル・ピクチャーズでの仕事を得る。
NFLは、今シーズン、DV(家庭内暴力)問題で汚点を残したが、DVを根絶するため、厳粛な公共広告を流す予定だ。試合まで、コマーシャルを公開しない会社もあるので、それもまた視聴者にとってはお楽しみである。
しかし、今年は今のところ、議論を巻き起こすような広告はほとんどない。
ウェブサービスを提供するGoDaddy社は、動物愛好家から、同社のCMが劣悪な子犬のブリーディング施設を奨励しているように見えると指摘を受け、予定していた広告を取りやめた。同社は、別のCMを代わりに流す予定だが、CEOのブレイク・アーヴィング氏は、自社のブログでこう語る。
「新しいCMがあなたを笑わせることを願います」
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