FRBは2回利上げし9月利上げ停止が理にかなう アトランタ連銀総裁、年末インフレ率は3%台後半
米アトランタ連銀のボスティック総裁は、今後2回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利をいずれも0.5ポイントずつ引き上げた後、9月に利上げをいったん停止する可能性があるとの見解を示した。
同総裁はアトランタのロータリークラブで23日に講演を行った後、記者団に対して「9月に一時停止することが理にかなうかもしれないという基本的な考えを持っている」と発言。「夏場を過ごし、政策に関してわれわれがどういった位置にいるかを考察した後は、多くのことがその時点で起きつつある現場の動きに左右されるだろう。私のモットーは観察と適応だ」と語った。
ボスティック氏は、6月と7月のFOMC会合で0.5ポイントずつ利上げを実施するとのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の見解にあらためて支持を表明。「経済が想定通りに進展する限り」0.5ポイントに同意すると述べた。
その上で「インフレが現在とは違う方向に展開し始めた場合は、より積極的に動くことにオープンでなければならないだろう。検討対象から排除しているものは何もないことを明確にしておきたい」と話した。
年末のインフレ率については、多くの不確実性があるが「3%台後半」になる公算が大きいと予想した。
原題:Fed Rate-Hike Pause in September May ‘Make Sense,’ Bostic Says(抜粋)
(第2段落に追記し、3段落以降を追加して更新します)
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著者:Steve Matthews
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