マスク越しの意思疎通「声の使い方で超改善」の訳 「高い声」と「低い声」はそれぞれ役割がある
声がいいと、私たちが普段思っている以上に得をするということがわかります。そんな「いい声」を作るにはどうしたらいいか。声の元は筋肉なので、習慣が「いい声」を作ります。
まず、時間をかければ「必ず変えられる」と自分に暗示をかけることが大事です。そして日々、「いい声」を意識していきましょう。そうすれば、声は本当に変わります。
声優には何種類もの声を使い分けている人がいます。彼らはプロだから高度なことができるのですが、その能力自体はすべての人に備わっているものです。
「高い声」と「低い声」の使い分け方
高い声の役割は「人の注目を集める」ことです。一般にお笑い芸人は、人の注目を集めなくてはならないので、声の高い人が多いもの。高い声は、人を興奮させる働きを持ちます。北朝鮮国営テレビのニュースアナウンサーを見れば、その原理はわかるはずです。
日本でも、テレビ通販のスタイルを作った「ジャパネットたかた」の髙田明元社長は、番組に出ているときは、非常に声が高かったものです。
人の注目を集めるために、考え抜いてあの声にたどり着いたのでしょう。普段の髙田氏は、大企業の経営者らしく、低く落ち着いた声でしゃべることが知られています。
では、低い声の役割とは何でしょう。芸人では、声の低い人は、ケンドーコバヤシさんや天野ひろゆきさん(キャイ~ン)、川島明さん(麒麟)などで「ええ声芸人」などと呼ばれています。
希少価値があると同時に、聞いている人にとって耳障りがいい声です。高い声を「嫌い」「不快」と思う人は一定数いると思いますが、低い声が「嫌い」「不快」という人は少ないのではないでしょうか。
天野ひろゆきさんはNHKでよく見かけますが、無理に盛り上げる必要のないNHKの教養番組では、彼の低い声が合うのだと思います。
サンドウィッチマンも好印象の芸人で、彼らを嫌いな人があまりいません。人柄もさることながら、その声にも嫌みがありません。サンドウィッチマンも天野さん同様、NHKで多く見られる印象があります。NHKに好かれる理由には、声質も入っているのではないでしょうか。
ヒートしなくてはならない場面では「高い声」、冷静に落ち着いて話したい場面では「低い声」が効果的と、覚えておくとよいでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら