首都高初「ハイウェイオアシス」には何がある? 「公園+パーキング」の融合による新施設

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しかも、川口HWOは私の自宅最寄駅から乗り換えなしでたどり着ける埼玉高速鉄道新井宿駅から歩ける距離にある。大型連休中で道路の渋滞があるかもしれないのと、公共交通機関でのアクセスを確認するために、あえて鉄道を利用したのだ。

地下にある新井宿駅のホームから地上に上がると、それほど遠くないところに高速道路の高架が見える。幹線道路沿いにそちらに向かって歩くと10分ほどで首都高の真下に到着。さらに数分歩いて、川口HWOにたどり着くことができた。

市が整備した公園の名称は、正確には赤山歴史自然公園、通称「イイナパーク川口」と呼ばれ、駅の構内の案内でも地上に出てからの標識でも、「イイナパーク」という名称のみで案内されている。川口HWOという表記はまったくないので、HWOの名前しか頭にないと、戸惑うことになりそうだ。

一般道から入る公園側の駐車場。この日はすでに満車だった(筆者撮影)

着いてみると、一般道から入る駐車場は満車で、順番待ちの列ができていて驚いた。訪れていたクルマを見ていると、川口や大宮など、ほとんどが地元、埼玉県内のナンバーをつけていた。

また、自転車も50台以上が停められており、文字通り近隣の家族連れの「オアシス」になっていることが伝わってくる。一方、高速道路側の駐車場もほぼ満車だったが、こちらは東京や神奈川各地のナンバーをつけたクルマが多く、南関東一円から訪れていることが伺えた。

子どもでいっぱい!室内の遊び場「ASOBooN」

川口HWOには、PAとしての設備である「レストラン+売店」のある棟と「トイレ+休息コーナー」のある棟の2棟が新しく整備されたほか、レストラン売店棟と向かい合う形で「室内遊具棟」が作られた。これがこのHWOの最大の特徴で、「ASOBooN(アソブーン)」と名付けられた、かなり大きな全天候型の子どもの遊び場である。

室内遊具施設「ASOBooN」の入場口前。多くの人が並んでいた(筆者撮影)

この日は、入場を待つ親子で長い行列ができていた。入場は、1枠2時間半での3交代制となっていて、最終回の15時の分は12時半の整理券配布と同時に「満員」となり、13時前に「本日分完売」となっていたようだ。ファミリーからの注目度がうかがえる。

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