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ネットの先人たちが語る「ウェブ3.0」の衝撃度 伊藤穰一氏と孫泰蔵氏に聞く新潮流の本質

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次世代のデジタル経済圏として注目を集めるウェブ3.0。従来と何が違うのかを聞いた。

千葉工業大学 変革センター長 伊藤穰一(いとう・じょういち)非営利団体クリエイティブ・コモンズの最高経営責任者などを歴任。2011年から19年まで米マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長。

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「若者による社会変革だ」

――ウェブ1.0、2.0の時代と比べて、3.0は大きく何が違うのでしょうか?

ネットワークを分散する必要性については、ウェブ1.0の頃から指摘されていた。しかし結局、ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)市場は大手企業が参入してシェアを取り、ウェブ2.0になってもGAFAMによる独占構造が生まれた。

とくにウェブ2.0は、(個人にサービスを提供する)アプリケーションレイヤーでネットワーク効果(=利用者が増えるほど製品やサービスの価値が高まること)が発揮でき、より独占が生まれやすい点が問題視されている。

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