次世代の経済圏として注目を集めるウェブ3.0。日本企業はこの動きをどう見ているのか。メルコイン、LINE NFTを展開するLVC、三井物産デジタルコモディティーズ、IIJのトップらに聞いた。
「NFTとクリプトを持つ体験を身近に」
メルカリは物理的なモノを扱うマーケットプレースだが、NFT(非代替性トークン)の登場によって、デジタルな資産をカバーする必要性を感じている。
そこで昨年12月から、プロ野球パ・リーグと共同で試合映像を使ったNFTの発行を始めた。ポケモンやプロ野球チップスのカードを集める感覚で体験してもらい、まずはこの事業を拡大していく。
ここで得た知見で狙うのは、NFTのマーケットプレースだ。「オープンシー」での出品数が700万近い中で、売買数は2万にも満たない。NFTの流動性を上げるべく、誰もが簡単に買えるマーケットを早々につくり、新規のユーザーを呼び込みたい。
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