「ネットフリックスではとくに誰かの承認や決裁、『ハンコをもらう』ということがないんです――」
Netflixなら引き留めようがない
――WOWOWでは看板番組のプロデュースを担うエースでした。ネットフリックスに移籍する際、周囲の反応はどうでしたか。
ネガティブな反応は一切ありませんでした。「ついにこの時が来たか」という感じでした。ネットフリックスへ移籍することも一切隠さず、上司にも全部話したんですが、「もし違う会社なら止めたかもしれないが、ネットフリックスだったら頑張れとしか言えない」と、みんなが言ってくれました。
(反対されなかったのは)やはりネットフリックスがグローバルで勝負できることが大きいと思います。これは日本のテレビ局ではなかなかできません。また、潤沢な予算でクリエイティブを最優先して、真正面から作品作りをしている。誰もが羨ましかったんですよね。
「その環境で勝負したい」というのは、クリエーターなら誰でも思うよねと。会社や周りの反応もそうでした。おそらく、私も他の人に(ネットフリックスへ)行くと言われたら、そう思ったでしょう。
――移籍の決め手はなんだったのでしょうか。
決意した理由は3つあります。
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