足元では各社がオリジナル作品を強化。ネットフリックスも未来永劫に盤石というわけではない。
動画配信の王者に、最後のピースがそろいつつある――。
ネットフリックスは3月24日の会見で、日本発のバラエティー作品を拡大すると発表した。ドキュメンタリーの『生田斗真 挑む』やリアリティ番組『あいの里』など約15作品を企画中で、2022年中に7作品を配信する予定だ。
足元では元テレビ東京の名物プロデューサー・佐久間宣行氏が企画演出を手がけた「トークサバイバー!」も配信がスタート。同作品はお笑いコンビの千鳥や劇団ひとりなど、人気お笑い芸人が出演。すでに公開直後から、ネットフリックスの総合ランキングで国内トップを記録するなど、話題を呼んだ。
透ける「独走」への強い野心
今までのネットフリックスのオリジナル作品は、『全裸監督』や『今際の国のアリス』といった映画・ドラマの実写作品に加え、『ULTRAMAN』などのアニメが豊富だった。ここに来てバラエティーの強化を加速する背景には、動画サービスとして「完全体」となり、他サービスと決定的な差をつけたいという野心が透ける。
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