有料会員限定

東京証券取引所がいつまでも捨てられない「発想」 上場企業が多いほど利益が出る構造に原因

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

東証の新市場区分が4月4日から始動した。取引所の改革の問題点は何か。さまざまな立場から意見を聞いた。2人目は、アストナリング・アドバイザー代表の三瓶裕喜氏

さんぺい・ひろき/外資系ファンドのマネジメントなどを歴任。金融庁「市場構造専門グループ」のメンバー(写真:本人提供)

特集「ここがダメだよ東証改革」の他の記事を読む

東証自身の長期戦略が存在しない中で、市場区分やTOPIX(東証株価指数)見直しの議論が進んでしまった。

とくにスタンダード市場の位置づけが不明だ。市場区分を3つにすると、必ず中間ができる。「プライムほどじゃないから中間にいよう」とか、「グロースほど成長しようという野心がない」という企業の受け皿になってしまう。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
ヤマト、EC宅配増でも連続減益の悩ましい事情
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
伊藤忠が「8時前出社」導入で出生率急上昇のナゼ
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内