東証の市場区分変更では投資家から様々な指摘が批判が出ている。日本取引所グループCEOの清田瞭を直撃した。
市場構造改革を通じて、東証はどう変わり、また変わっていくべきなのか。日本取引所グループの清田瞭CEOを直撃した。
――上場基準が甘いという指摘があります。
(流通時価総額が100億円以上というプライムの上場基準について)批判が出ていることはもちろん知っている。
どこで切ったとしても、それぞれの立場から声が上がるので、批判のない仕切り線(基準)というのはなかった。今回の市場構造改革というのは、どうすれば日本の市場が選ばれるようになるのか、という視点で定義し進めている。
またこれまで、直接東証1部を目指す企業は250億円の時価総額が必要だったが、マザーズや東証2部を経由すれば40億円でも1部に上がれてしまっていた。これでは“裏口入学”を認めるようなものだ。
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