アメリカ発のアウトドアブランド、ザ・ノース・フェイスを国内で大ヒットさせたゴールドウイン。次は会社として何を目指すのか。
ようやくスタートラインに立った
――今や街中でノースのロゴを見かけない日はありません。昨今の人気ぶりをどう受け止めていますか。
アウトドアの世界が日本の人たちにも浸透し始め、ノースの衣料やバックパックなどを日常生活の中でも使ってくれる人たちが増えてきた。ノースの商品は機能性や合理性があり、価格的にも機能や品質を考えればリーズナブル。そのあたりも消費者から支持されている理由だと思う。
もちろん、支持者が増えたのはうれしい。ただ、今はまだ、日本でアウトドアライフスタイルが定着し始めた段階にすぎない。ようやくスタートラインに立ったところですよ。もっとノースのファンを増やし、より多くの人にアウトドアや自然との接点を持ってもらいたい。
――2000年から10年間にわたって、ブランドの責任者である事業部長も務めました。直営店を増やし始めたのもその頃からですね。
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